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菅野雄一さん
菅野雄一さん
草野一浩さん
草野一浩さん
「シノブリBOX」は、信夫の里の旬の味と情熱、ふるさとは変わらずそこにあるものでもあり、
また、人の手により繋いでゆくもの。
 今回は、ささき牛乳さんやLa Selvaticaさんと一緒に「シノブリBOX」を作っている農家の菅野雄一さんと草野一浩さんにお話を伺いました。「シノブリBOX」とは、福島の旬の野菜・果物と牛乳、お菓子のおいしすぎる詰め合わせです。菅野さんは以前レストランの給仕の仕事をされ、農業を本格的にはじめたのは大震災があった二年前。もともと実家では桃を作っていましたが、それと平行して珍しい野菜を育ててみたり、レストランのシェフたちと話して、ニーズに答える努力をしたりと日々研究を重ねています。
 直売所に並ぶ菅野さんの野菜は、タマネギ・丸ナス・丸ズッキーニと、まぁるい物が目立ちます。今は桃の収穫時期のピークですが、今年はとても雨が多く、取材をさせて頂いたこの日も一日のほとんどが雨。おかげで桃の色づきが悪く、例年よりも収穫時期がずれ込んでいるとのことでした。
 菅野さんのお宅から徒歩数分。草野さんのところではニラ・カブ・小松菜などの野菜を育てています。小松菜は写真のように何列にも植えられており、広い畑を手作業で収穫していきます。長い雨のせいでぬかるんでいる足下、見ているだけで腰が痛くなるような姿勢で作業をされていますが、抜き取ると同時に出来の善し悪しを見分けてコンテナに詰めていました。「新鮮な野菜の味」を知ってもらいたいという草野さんが作った小松菜は生で食べてもとても美味しいのです。道路を挟んだ向かい側には花ニラのハウスが並んで、こちらも収穫時期を迎えていました。
 そんな彼らが、福島大学の学生が主催するイベント「まちなかマルシェ」※に「シノブリ」として出店し、その打ち合わせに同席し、学生さんとのやりとりを聞いてきました。
・震災から丸2年経ったが、売り上げは戻ってはいない。
・震災があったから知ってもらえた。
・放射能の基準をしっかり決めれば、安心して買ってもらえる。
・”復興”で買ってもらえるのではなく、味や品質で選んでもらえるようになってきた。
・消費者と直に意見交換できる場で知識をつけていきたい。また反応を見たい。
・ネットワークを広げていきたい。 
・”復興”から次のステップへ進みたい。・・・・etc
いろいろと話は出ますが、やはり放射能の問題は避けては通れません。 桃の例を上げると、直売所には検査用に1kgを提出し、それが直売所毎、品種毎、時期毎と重なると10kg程になり、およそ40個分が食べられずに検査用となります。安全が確認された野菜や果物には「検査済」のシールが貼られ、QRコードから生産者などの情報が得られるようになっていました。
 『信夫の里の旬の味と情熱、ふるさとは変わらずそこにあるものでもあり、また、人の手により繋いでゆくもの。』「シノブリBOX」にそえられた冊子の一番上に書かれている文章です。おいしいものを作っていく気合いを感じずにはいられませんね。
※まちなかマルシェ:https://www.facebook.com/CompanymarcheF
加藤孝一
Interviewer
加藤孝一
2013.09.05
菅野雄一さん栽培の桃
菅野雄一さん栽培の桃
菅野雄一さん栽培の人参
菅野雄一さん栽培の人参
草野一浩さん栽培の小松菜
草野一浩さん栽培の小松菜
草野一浩さん栽培のニラ
草野一浩さん栽培のニラ
福島大学学生との「まちなかマルシェ」ミーティング
福島大学学生との「まちなかマルシェ」ミーティング
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